ここ一年くらいで、娘の趣味が以前とは少し変わってきました。以前はプリンセスが大好きで、ディズニーのプリンセスがでてくる映画ばかり観ていたのですが、ここ一年くらいで娘が最もハマったものは…水木しげるです。
そのきっかけは、NHKの教育テレビで放映されていた、水木しげるの妖怪を5分間くらいでいくつか紹介する番組でした。そこから往年のゲゲゲの鬼太郎を動画配信サービスを通じて堪能したことはもちろん、水木しげる著作の妖怪ビジュアル大図鑑を毎日読んでいました。
妖怪好きは今も変わらずですが、ここ数ヶ月で妖怪と並ぶくらいハマっているのが…キン肉マンです。
かの有名なオープニングソングを好きになったきっかけなのですが、今では学研が出版しているキン肉マンの超人図鑑を5歳の誕生日プレゼントとして買ってもらうほどです。娘の一番のお気に入り超人は、ウォーズマンです。「ママはラーメンマンが好きだなぁ。」と言うと、その日から「ラーメンマンの目、線だよ。ウォーズマンにしなよ。」と鞍替えを勧められています。
最近では、小さな女の子の超人や子猫ちゃんの超人を、娘が独自に創り出しています。娘の空想の世界で誕生したその超人達の絵を描き、名前もつけて、ウォーズマンと一緒に暮らしているという設定にして、私や夫にお話をしてくれます。
昔、私も親戚のお兄ちゃん達と一緒にキン肉マンのテレビアニメを観たり、キン肉マンの真似事をした闘いごっこにも少し加わったりしたような気がします。そのキン肉マンが、30年ほどの時を超え、自分の娘の想像力をこれほどまでに刺激する存在になるとは思ってもみませんでした。
ゲゲゲの鬼太郎については、私や夫のみならず、娘の祖母(夫の母)も好きでよく観ていたそうなのです。親子三代とは、恐るべし。
娘のおかげで、私も子どもの頃に戻ったような気持ちで、一緒に楽しませてもらっています。
(弁護士 安田 知央)