2014年4月25日
4月23日、過労死防止基本法制定をめざす超党派議員連盟は第1衆議院議員会館で総会を開き、先日自民党内の過労死問題等ワーキングチーム(WT)がまとめた「過労死等防止対策推進法案」の内容と経過の説明を受け、今後各党に持ち帰って最終承認手続きに入ることを確認した。
衆議院第1議員会館の「多目的ホール」の前方には議連の世話人が並び、前方に向かって右に私たち実行委員会が6名、衆議院法制局や厚生労働省の担当者など4名が並ぶ。そして前方に向かって会員議員が次々と入室。後方にはマスコミ関係者や秘書の皆さんが陣取る。
多忙な国会の中で、参加した世話人と議員は決して多くなかったが、「ようやくここまで来た」と実感する、重みのある総会であった。
各党の手続きが終われば、衆議院厚生労働委員会→衆院本会議→参議院厚労委→参院本会議と次々に採択・可決され、最後の参院本会議で可決されれば、ついに「過労死等防止対策推進法」が成立するのである。
仮に5月中に成立すれば、施行は半年後の今年11月となり、最初の「過労死等防止啓発月間」の実施とセットにすることができることからも、何とか5月中に成立することを願う。
弁護士 岩城 穣(「いわき弁護士のはばかり日記」No.175 2014年4月25日)