
昨年開かれた大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」でした。戦争や対立が激化し環境破壊、温暖化が加速し災害が多発している日本や世界は、「いのち輝いている」といえるでしょうか。振り返れば1970年の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でしたが、55年経って人類は「進歩」「調和」しているでしょうか。子どもたち、孫たちの世代に今の地球環境を遺していけるのでしょうか。もしかすると人類は、かつての恐竜のように自ら滅亡への道を進んでいるのではないかとさえ思います。
それでも私たちは人類の英知を信じたい。そうであれば、人類の一部である私たち自身が、まずは自らの「進歩と調和」を心がけ、自ら「いのち輝く」生き方がしたい。そして、弁護士、法律事務所として憲法と法律を使って、一人でも多くの方にそのお手伝いをしていきたいと思います。
当事務所は2015年4月に開設して10年となりました。
弁護士3人、事務局4人のささやかな事務所ですが、引き続き過労死の救済・予防のテーマに粘り強く取り組み、またあらゆるご依頼に対して基本的人権の擁護と社会正義の実現を具体的に図るよう、努力していきたいと思います。 今年もよろしくお願い申し上げます。
弁護士 岩城 穣
(春告鳥23号巻頭言 2026.1.1発行)

