旅立ちの季節に

2025年3月28日

 はや3月も終わろうとしています。3月は卒業の季節で、なんとなくセンチメンタルになる時期ですが、異動や転勤という旅立ちの季節でもあります。

 過労死事件や過労死問題に取り組む私たちは、新聞記者やテレビなどマスコミの記者の方と接することが多いのですが、新聞記者、特に社会部の記者の方は3、4年で転勤する方が多いようです。先日も、大手の新聞社の司法記者であったお二人から、異動が決まったとのご挨拶のメールをいただきました。

 マスコミの方、特に社会部の記者の方には、自分なりの正義感をもって事件の実態や背景に迫り、深く掘り下げた記事を書く方が多くおられます。弁護士が社会性のある事件に取り組む際の姿勢と共通するところがあり、ある事件の捉え方をめぐって意気投合することもしばしばです。お二人はいずれもこの数年間司法記者クラブでお付き合いのあった気鋭の記者でした。大阪での経験も活かし、新しい赴任先でもバイタリティーあるご活躍をされることを祈ります。

弁護士 岩城 穣
(いわき総合法律事務所メールニュース「春告鳥メール便」2025年3月28日発行)