松村パパの子育て奮闘記 ~歩かない長女~

 早いもので昨年10月に長女は3歳になったのですが、わが家では長女について、現在一大議論になっているテーマがあります。それは私と一緒にいると長女が極端に歩こうとしなくなることです。

 私としては、長女を抱っこできるうちはしてあげたいと思って、求められるたびにだっこやおんぶをしてきました。その結果、私と一緒に外出するや否や玄関先に座り込んで、「めいちゃんまだ小さいから歩けない…」といって抱っこやおんぶを要求し、目的地に着くまで歩こうとしなくなってしまったのです。

 妻と一緒にいるときは基本的には歩いているようなのですが、それでも地面に寝そべって歩かなくなることもしばしばだそうです。また、運動量が足りていないのか、ぽっちゃりとしていて動きもどこか重そうです。妻は長女が幼稚園にいけば痩せるのではないかと考えていたようですが、その目論見に反して長女はそのままの体型でいます。そのため、今、長女が歩かなくなった元凶である私に対して、厳しいまなざしが向けられています。

 私も自分の振る舞いを反省しています。長女ももう3歳になり、できることの幅はぐっと広がりました。長女がその気になればかなりの長距離を自分の足で歩けるのです。頼ってくれるのがうれしいからと私が安易に要求に応えていれば、長女の成長を損なってしまいます。これからは、長女の成長を妨げないよう、長女ができることは長女にさせるという意識をもっと強く持たなければならないと考えています。

弁護士 松村 隆志

(春告鳥21号 2025.1.1発行)