ついに「過労死防止法案」を国会に提出! 年明けの通常国会で成立めざす

2013年12月5日

 右の新聞記事(毎日・朝日・神戸・東京)のとおり、「過労死防止基本法の制定をめざす超党派議員連盟亅(参加議員124人、代表世話人・馳浩自民党衆院議員)は12月3日に開いた総会で、現在行われている臨時国会に野党6党で法案を共同提出することを決めた。
 そして12月4日午後6時、議連の泉健太事務局長(民主党衆議院議員)から衆議院事務総長に法案が提出され、記者会見が行われた。

 この間の取り組みは与党の自民・公明両党も含めて全政党で進めてきたが、自民党内の手続が終わらなかったため、とりあえず野党6党が先行して提出したうえで継続審議とし、年明け(1月24日開会予定)の通常国会で与党との修正協議を経て、早期成立をめざすことが確認されている。

 また、上記に先立って、11月末、「ストップ!過労死」署名約52万人分を、28人の紹介議員に託して、国会に提出することができた。

 ようやくここまで来たと、感無量である。
 議連の世話人の方々と関係議員の皆様に心から感謝を申し上げるとともに、この国会での成立をめざして昼夜を分かたず活動を続けてきた過労死遺族、過労死弁護団、実行委員会の皆様に心から敬意を表する次第である。
 そして、来年早々からの通常国会で、よりよい法律が制定されるよう、引き続き署名活動と「過労死防止基本法の制定を求める自治体意見書」採択の取り組みに力を入れていきたい。

「いわき弁護士のはばかり日記」No.154(2013年12月5日)