過労死防止基本法のロビー活動で、自民党本部へ!

2013年11月16日

 10月15日から12月6日までの会期で、現在臨時国会が開かれている。

 私たち過労死防止法制定実行委員会は、この国会で、何としても過労死防止基本法制定を実現したいと考え、10月17日の緊急院内集会を行ったが(No.141、142参照)、今国会で議員立法の形で防止法が成立するには、与野党を含めた全政党が、超党派議員連盟の「法案(仮称)要綱(案)」をそれぞれの党内手続で承認することが必要であるところ、会期末が決まっているので、ある意味で時間との闘いである。

 そこで、緊急集会後、各政党への働きかけと超党派議員連盟への入会要請を中心に、熱心にロビー活動を展開している。
 特に10月28日以降は、中原のり子さんを中心とした東京過労死家族の会の皆さんに加えて、寺西笑子さん(全国過労死家族の会代表)と西垣迪代さん(兵庫家族の会)がほぼ東京に常駐する形で、連日働きかけを強めている。
 そこで私も、11月14日午後から15日夕方まで、わずか1泊2日であるが、ロビー活動に参加してきた。
 何人かの議員の方々と、10名近い議員秘書の方々と面談することができたが、このうちお二人について記しておきたい。

 1人目は、先日、議員連盟の自民党の世話人を丸川珠代議員から交代された、馳 浩衆院議員である。元プロレスラーだけあって立派な体格をされているが、とてもにこやかに好意的に対応して下さった。党内手続の見通しなどについて率直にお話しをいただいたが、一日も早い制定を重ね重ねお願いした。初めて自民党本部というところに行ったが、さすがに政権党の本部だけあって、たくさんの陳情の団体・個人で混雑していた。
 売店をのぞいてみると、結構いろんなグッズが売っていて楽しかった。なかでも、「ねじれ解消餅 晋ちゃんの野望」というお餅には、ちょっと笑った。

 2人目は、元神奈川県知事で今年7月の参院選で当選された松沢成文参院議員(みんなの党)。マスコミなどでお顔はよく拝見していたが、とても紳士的でコミュニケーション上手な方だった。私たちの訴えによく耳を傾けて下さり、その場で超党派議員連盟に入会して下さった。

 今国会での議員立法の成立はまだまだ予断を許さない状況であるが、10月17日には77名であった超党派議員連盟の会員は、11月15日夕方の時点で122名にまで増えた。
 この勢いを維持し、11月19日の第8回院内集会を最高潮の状態で成功させ、ぜひとも制定にこぎ着けられるよう、全力を尽くしたい。

 ※写真(上から順)
  ①馳 浩 衆院議員との面談
  ②自民党本部
  ③松沢成文参院議員との面談

「いわき弁護士のはばかり日記」No.149(2013年11月16日)より(一部修正)>