2013年10月27日
大阪過労死問題連絡会とNPO法人働き方ASU-NETの会長、過労死防止法制定実行委員会の委員長を務めておられる森岡孝二関西大学教授が、このたび『過労死は何を告発しているか ― 現代日本の企業と労働』(岩波現代文庫)を出版されました。
これを記念して、大阪過労死問題連絡会とNPO法人働き方ASU-NET共催により、下記要領で講演会を開催致します。
事前の申し込みは不要です。是非、お気軽にご参加ください。
◆講演会の概要◆
『過労死は何を告発しているか-現代日本の企業と労働』 出版記念シンポジウム
日 時: 11月12日(火)午後6時30分~8時30分
場 所: 中之島 大阪中央公会堂小会議室(3階)
演 題: 過労死社会ニッポンを語る―諸悪の根源は何か(仮題)
座 興: 桂福点さんの古典落語
参加費: 500円
◆著書の概要◆ なぜ日本人は死ぬまで働くのか。過労死の四半世紀を踏まえて、働きすぎのメカニズムを検証。
過重労働とストレスの要因を解明し、過労死・過労自殺をなくす方策を展望した全勤労者必携の一冊です。(岩波書店「8月の新刊」より)
定価1302円(本体1240円)
<目次>
序 章 過労死が社会問題になって四半世紀
第1章 企業中心社会はいかにして成立したか
第2章 日本的働きすぎと労働時間の二極分化
第3章 賃金不払残業の手法と実態
第4章 日本的生産システムと過労死
第5章 仕事で命を奪われるホワイトカラー
第6章 多発する若者の過労自殺と大学生の就活自殺
終 章 過重労働対策と過労死防止運動
◆森岡先生からのご紹介◆
本書は現代日本の労働時間と過労死をテーマにした拙著『企業中心社会の時間構造―生活摩擦の経済学』(青木書店、1995年)をもとにしています。
しかし、今年が「過労死110番」全国ネット開設25周年にあたることから、この四半世紀を視野に入れて全面的に改稿することになりました。旧著の骨格は残っていますが、大半は岩波現代文庫のための書き下ろしの新編集版です。