初めての国会傍聴、有意義だった意見交換会、村木厚子さん面談

2012年8月30日

◆8月28日は、午前5時半過ぎに自宅を出て、新幹線で午前10時前に東京の議員会館に集合。
 参加者で手分けして、この日正午から予定されていた「過労死防止基本法(仮称)についての意見交換会」への参加のお願いの議員事務所回りをした。

 そして、そのうち私を含めた4名で、午前11時から、参議院の厚生労働委員会を傍聴した。厚労委員の川田龍平議員が、過労死防止基本法について質問してくれることになっていると聞いたからである。
 この年齢になって初めて、国会傍聴というものを経験して、ちょっと新鮮だった。
 まず、誰でも自由に委員会傍聴ができるわけではなく、その委員会の委員である議員の紹介を通じて、許可をもらわないといけないことになっているようである。
 手荷物検査があるのはやむを得ないとしても、意外だったのは、印刷物は一切持ち込めず、メモ用紙しか持ち込むことができないということであった。言論の府として、ちょっといかがなものかと思った。

 川田議員は、わずか20分ほどの持ち時間の一部を使って、小宮山洋子厚生労働大臣に、過労死防止基本法についての考えを質問して下さった。小宮山大臣は、「厚労省として過労死の防止のために様々な総合対策を行っているが、議員立法の動きがあることには強い関心を持っており、協力できるところはしていきたい」という趣旨の答弁をされた。
 参院の厚生労働委員会という正規の委員会で、大臣からこのような答弁がなされたことは、心強い限りである。

◆議員との意見交換会には、国会情勢の激動と超ご多忙の中、9人の議員本人と多数の秘書の方々が参加して下さった。
 そして、議員の皆様から、積極的かつ貴重なご意見をいただくことができ、今後の取り組みの方向性について、展望と自信を持つことができた。
 参加下さった議員・秘書の皆様に、深く感謝する次第である。

◆更に、午後4時15分から15分間、内閣府の政策統括官を務められている、村木厚子さんと面談することができた。
 村木さんは、ご多忙ななか、また私たちと初対面にもかかわらず、本当にていねいに接して下さった。
 いろいろご苦労があったにもかかわらず、このような姿勢で献身的な活動をされていることに、頭が下がる思いがした。

 大阪から東京への日帰りの1日出張はきついものがあるが、今日もたくさんのことを経験し、学ぶことができた。そんな心地よい疲労感を楽しみながら、家族の会の皆さんと新幹線に乗り込み、喉を潤したビールは爽快であった。

「いわき弁護士のはばかり日記」No.89(2012年8月30日)より>