過労死防止法の署名と快気祝い──今年のメーデー

2012年5月6日

◆毎年、5月1日のメーデーの日は、我が事務所は伝統的にお休みである。
 メーデーは「労働者の祭典」とされ、我々弁護士は一応経営者であって労働者でないが、「労働者の味方であり、連帯する」というような趣旨で、事務所としてメーデーに参加し(ただし強制ではない)、その後食事会を行うのが通例である。

 しかし、今年は少し趣が違った。「過労死防止法制定大阪実行委員会」として、3つのローカルセンターのメーデー会場(大阪城公園、扇町公園、中之島公園)で署名活動をしようということになったのである。

 午前8時には扇町公園の地下鉄出口に集合。事務所の所員の過半数を超える7人が参加してくれ、他の弁護士や過労死家族の会、支援者の皆さんと総勢20名くらいで署名活動を行った。
 集会参加者の皆さんの反応はよく、422筆の署名が集まった。

 午前9時半過ぎから、大半のメンバーは連合メーデーの会場である大阪城公園に移動し、また全国過労死家族の会の代表の寺西笑子さんは、大阪全労協のメーデー会場で壇上から訴えを行うために中之島公園に向かった。

 私たちは扇町公園にとどまり、集会とデモ行進に参加した。
 会場では、4月1日から名称を変えて意気が上がっている大阪青年ユニオンの皆さんとも会って、楽しかった。

◆後半は、当事務所の酒井事務局長の快気祝いを兼ねた食事会を、南森町にある「旬味 ひげ」というお店で行った。
 酒井さんは半月あまり、事務所の隣にある大阪市大附属病院に入院されていたが、4月下旬、無事退院されたのである。

 酒井さんは当事務所の蒲田所長が弁護士になった翌年に天王寺法律事務所に入所され、当事務所を開設した平成7年、一緒にこちらの事務所に来てもらった。もう、それから17年にもなり、我が事務所になくてはならない存在になっている。

 おいしい食事と、昼間っから日本酒をしこたまいただいて、すっかり酔ってしまった。
 例年以上に、思い出に残るメーデーとなった。

 ※写真(上から順に)
 ①メーデー(扇町)会場全体
 ②松丸弁護士もマイクを握って訴える
 ③おなじみになった「早くおうちにカエル君」も登場
 ④「大阪青年ユニオン」の皆さんと

「いわき弁護士のはばかり日記」No.71(2012年5月6日)より(一部修正)>