「過労死防止法」制定求め、全国6か所で一斉街頭署名

 昨年11月18日の実行委員会結成後、署名はあちこちに広がりつつあるが、街頭署名活動に打って出るのは初めてで、何人参加してくれるだろうか、署名は集まるだろうか、マスコミは報道してくれるだろうか、と不安が強かったが、いざフタを開けてみると、東京・名古屋・大阪は30人以上、その他の地域も十数人が参加し、約1500筆の署名が集まったようである。

 思い切って「のぼり旗」をたくさん購入し、また東京と大阪では、「早くおうちにカエル君」と名付けたカエルの着ぐるみも登場した(中に入ったのは某若手弁護士である)。

 マスコミも、テレビではNHKが東京の様子を全国放送したのをはじめ、MBS(大阪)、ABC(京都)、岡山放送などが紹介してくれ、新聞も朝日、毎日、大阪日日、神戸など多数が報道してくれた。

 大阪では、京橋駅(JRと京阪の駅の間の屋根付きの広い通路)に35人が参加して行われた。カエル君やのぼり旗、大きな横断幕、ポスターを貼った段ボールなどで雰囲気を盛り上げながら、道行く人々にリーフレットを配り、署名を訴えた。

 この運動を熱心に支援してくれている民主党の長尾たかし議員も駆けつけ、マイクを持っての訴えと、署名活動に自ら参加して下さった。演説には過労死防止の熱い思いが込められ、また、声をかけて署名に応じてもらうのも実に上手で、とても頼もしかった。

 この日集まった署名は全国で1500筆だが、リーフレットを受け取ってくれた人はその10倍、訴えを聞いてくれたのはその数十倍はいるだろう。そして、テレビや新聞でこの取り組みを知ってくれた人は数十万人いるのではないだろうか。

 「100万人署名」の道のりは始まったばかりだが、「頑張ればやれる!」ということを実感した署名活動であった。

 ※写真は上から、①署名を訴える森岡孝二先生、②全体の様子、③人気のあった「カエル君」、④自ら署名活動に立つ民主党の長尾たかし衆議院議員。

「いわき弁護士のはばかり日記」No.56(2012年1月24日)より>