「父の日」と「過労死110番」

2011年6月20日

 「母の日」が5月の第2日曜日であることはよく知られているが、「父の日」が6月の第3日曜日であることは、母の日ほどには知られていないし、素通りされることも多いのではないか。

 そのうえ、陽光うららかでゴールデンウィークとくっつくことも多い、華やかな「母の日」に比べて、じめじめした梅雨の真っ只中の6月に、ポツンとある「父の日」は地味な感じで、ちょっとかわいそうな感じがする。

 数少ない「父の日」の関連行事(?)として、前日である6月の第3土曜日、全国一斉の「過労死110番」が年1回行われる。第1回の「110番」が行われた1988年は、私が弁護士登録をした年であった。

 24回目となる今年は、6月18日、「震災後の過労死・過労自殺110番」の名前で全国30の都道府県で行われたが、今回はネーミングのせいか、震災関連の相談が対象と思われたようで、相談件数は全国で69件にとどまった。しかし、うち29件が労災補償の相談で、うち12件が自殺・精神疾患の相談だったから、深刻な状況は変わっていない。

 ちなみに、私は大阪での「110番」に参加しながら、昨日が「父の日」であることを忘れていた。
 すると、夜、サプライズで妻と二男が、日本酒とワインでお祝いをしてくれて、家族で久しぶりに楽しく酔った。
 やっぱり、この時期の「父の日」も悪くない。

「岩城弁護士のはばかり日記」No.33(2011年6月20日)より>