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春告鳥 第8号
安田ママの子育て奮闘記 ~お迎えどきにゲリラ豪雨!~

 こんにちは。弁護士の安田です。早いもので娘はもう1歳8ヶ月になりました。片言でお話するようになり、興味が湧くものに対してまっしぐら。最近のマイブームは傘のようで、雨が降っていようといまいと関係なく、玄関に行くと必ず傘をさしたがります。時間や気持ちに余裕があるときはいいのですが、なかなかそうもいきません。
 先日、保育園に娘をお迎えに行こうと、最寄り駅のエスカレーターを出口に向かってのぼっていると地上が見えるあたりから横殴りの雨が舞い込んできました。ゲリラ豪雨です。辺りはけたたましい程の雨の音に包まれていました。エスカレーターから下りて折り畳み傘を開いた頃には既にびしょ濡れ。いつもは保育園からバス停まで娘を抱っこして歩きますが、そんな悠長なことはしてられません。かといっていつ雨が止むかわからないので、保育園でのんびり雨があがるのを待つというのも気が引けます。
 タクシーしかない。ラッキーなことに近くで下車中のタクシーを見つけ、すかさず乗車しました。保育園の近くでタクシーに待機してもらい、娘を連れて戻ることに。大急ぎで娘を引き上げ、保育園の玄関を出ようとした瞬間。「うー!!ちゃっちゃん!(娘は自分のことを、ちゃっちゃんと言います。)」明らかに娘の目は「自分でその傘をさして歩きたいからママが持ってるその傘ちょうだい。」と訴えています。ダメと言っても腕の中で大暴れして泣く上、その手はしっかり私の傘の柄をつかんで離しません。とにかくややこしい。おまけにこういう時の子どもの力って強いんです。このまま無理やりにタクシーまで走っちゃおうかと思いました。
すると、私たちの声を聞きつけたのか、保育園勤続38年のベテラン先生が来て下さいました。「私が園の傘をさしてお送りしますので、その傘はもう渡してあげて下さい。」

 先生の持って来た傘は私の折り畳み傘なんかよりもはるかに大きく、三人すっぽり入るような傘で、私たち親子は先生の優しさにもすっぽり包まれたような気持ちでタクシーまで送ってもらいました。

                              (弁護士 安田 知央)

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